Document Express Enterprise

Document Express 8.0 Enterprise はスキャンされた文書に対するあらゆるニーズに最適なソリューションです。 Document Express 8.0 Enterprise を使用すれば、どのような文書画像でも、既存の画像ソリューションに比べ最大1/1,000倍の高い圧縮率を誇るDjVu形式や、DjVu形式と同等の圧縮率を実現する高圧縮PDFに変換することができます。 また、Microsoft Office®文書やPDF文書からの変換もサポートしています。
また、新たに月額38,000円(税別)からご利用いただくことができるお得なサブスクリプション(期間限定)ライセンスをご用意いたしました。

Document Express Enterpriseの特長

  • あらゆる文書画像、MS Offic文書からのDjVu/高圧縮PDFの生成
  • Batch Converter GUI/自動監視フォルダによる一括自動変換
  • Secure DjVuのサポート
  • 透かし機能のサポート
  • DjVu形式からの高圧縮PDFを含む各種画像形式への変換
  • 変換ログビューア
  • 豊富なコマンドラインツール

Document Express 8.0 Enterprise での改善点

以前のバージョンをさらに発展させ高い安定性と使いやすさを追求しました。また最新版8.0より、旧バージョンでは機能ごとに分かれていたStandard版、SecureDjVu版、高圧縮PDF版を1つの製品に統合しました。

  • DjVu→高圧縮PDF変換時のハイパーリンク、しおり情報の引き継ぎに対応
  • 変換処理時のメモリ利用効率の改善
  • コマンドラインツールの強化
  • MS Offic文書の自動監視フォルダによる変換安定度向上
  • Profile Editor機能の改善
  • JPEG2000変換機能(※オプション機能)
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Document Express Enterpriseの主な機能

自動監視フォルダ機能

Document Express 8.0 Enterpriseは、特定のフォルダを監視し(Windowsのサービスとして動作)、そのフォルダにコピーされたファイルをDjVu/高圧縮PDFに変換します。

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画像→DjVu/高圧縮PDF変換

TIFF, JPEG, Windows Bitmapといった形式の画像をDjVu/高圧縮PDFファイルに変換することが出来ます。また、この機能は、Windows Imaging Componentを利用しているため、サードパーティ製のコーデックをインストールすることによって対応フォーマットを拡張することができます。さらに、オプション機能によりJPEG2000(ISO-15444-1)にも対応することができます。

DjVu→高圧縮PDF変換

変換元となるDjVuに設定されたハイパーリンクやしおり情報、テキスト情報を変換後の高圧縮PDFに引き継いで変換することができます。コンテンツ再作成や再加工といった業務負荷を最低限に抑え、変換業務を効率的に実施していただくことができます。

Microsoft Office®文書の強力なサポート

DjVu Virtual Printerは、プリンタのように振る舞うことによって、Microsoft Office®文書などをDjVuファイルに変換することができます。 マクロつきのOffice文書でも自動的に変換することができます(マクロの内容によっては対応できない場合がございます)。 また変換時のプロファイルを指定できます。

高品質なPDF→DjVu変換

高速・高性能なPDFレンダリングエンジンにより、PDFファイルの見た目を損なうことなくDjVuファイルに変換することが出来ます。 バージョン 8.0 では PDF 変換時のプロファイルを指定できるようになりました。

セキュリティ機能(Secure DjVu)

DjVuファイルを暗号化し、Secure DjVuファイルを作成することが出来ます。Secure DjVuでは、ユーザー毎に、表示・印刷・エクスポートの可否や、ファイルの閲覧期限など制御を行うことが出来ます。

Batch Converter GUIによるバッチ変換機能

指定したファイルのみを変換するマニュアル変換モードに対応しました。

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ログビューア

ログビューアにより監視フォルダ内の変換の進捗状況やエラーをリアルタイムに確認することができます。

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詳細な変換設定

監視対象となるフォルダ毎に、DjVu変換時のパラメータ設定や、処理後のファイルの移動・削除設定など詳細な設定を行うことが出来ます。

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外部連携用API

Document Express 8.0 Enterprise は、2つの方法で外部向けの API を提供します。

●コマンドラインプログラム
新しいコマンドライン anytodjvu.exe により GUI プログラムで設定した内容をコマンドラインプログラムから実行することができます。外部プログラムからコマンドラインを起動することによりシステム連携が可能になります。

●前処理・後処理
詳細設定画面で変換前の処理と変換後の処理をバッチファイル形式で指定することができます。バッチファイルからはコマンドラインプログラムや、Java スクリプトなどを起動することができます。%1 や%2 などの引数を使用すれば変換元ファイルのファイル名や変換後のファイル名を取得することができます。例えば、変換前に特殊な画像処理を施したり、変換後に別のシステムへファイルを渡すことができます。

変換プロファイル機能

DjVuファイルの変換に利用するパラメータ群をプロファイルという形で保存し、簡単に切り替えることができます。 また、エクスポート・インポート機能により、他のマシンで設定したパラメータを他のマシンにも簡単に設定することができます。Enterprise 8.0 ではさらに、高品質なDjVu/高圧縮PDFを生成するため機能を大幅に改善しています。(プロファイルは、Document Expressの各製品、SDK間で相互に交換可能)

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DjVu Virtual Printer

DjVu Virtual PrinterはDjVu変換を行うための仮想プリンタです。プリンタを使用して印刷可能な文書ならどんなファイルでもDjVu形式へ変換することができます。さらに、別売りの開発キットを利用すれば、CADアプリケーションなどを駆使してのEnterpriseが未対応の文書をDjVuファイルに変換することもできるようになります(ただし、この場合、変換サーバ上に該当文書を印刷できるアプリケーションをインストールする必要があります)。

動作環境

Windows版
OS●Windows Vista/7/8/8.1/10 の各エディション(32-bit/64-bit)
●Windows Server 2003/Windows Server 2003 R2 の各エディション(32-bit/64-bit)
●Windows Server 2008 の各エディション(32-bit/64-bit)
●Windows Server 2008 R2 の各エディション(32-bit/64-bit)
●Windows Server 2012 の各エディション(32-bit/64-bit)
●Windows Server 2012 R2 の各エディション(32-bit/64-bit)
その他.NET Framework 4.0

評価版

7日間すべての機能を制限なしでお試しいただける評価版をダウンロードできます。

準備中

製品価格

製品別の価格表をご覧いただけます。

製品価格表

サポートサービスについて

Document Express 8.0 Enterprise では、スタンダードサポート、プレミアムサポート、オンサイトサポートの3つのサポートプランをご用意しております。お客様のご利用用途・業務内容に応じて最適なサポートプランをお選びいただくことができます。新たに追加されたオンサイトサポートでは、大量画像変換業務などにおいて、効率的に変換後ファイルの品質検証を行っていただくための自動品質チェックツールのご提供なども行っております。各サポートプランの詳細については別途お問い合わせください。

導入事例

アジア歴史資料センター様 – 歴史公文書のデジタル・アーカイブ

※アジア歴史資料センターではシステム更新に伴い、平成28年10月からDjVu画像を基にした高圧縮PDF形式に変更して資料を表示しております。

読売新聞社様 – 新聞紙面縮刷版DVD-ROM

※当社DjVu及びDjVu製品は日本国内のみならず世界各国の政府機関をはじめ、多くの大手企業様にご導入いただいております。その一部をご紹介しています。

製品に関するお問い合わせ

本製品に関するお問い合わせはこちらのフォームよりお問い合わせください。

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注意事項

DjVu 変換全般について

  • DjVuは画像の高圧縮技術ですが、すべての画像において高圧縮率を保証するものではありません。また、圧縮することによって画質が劣化することもありますので、評価版などで事前に十分テストしてからご利用ください。
  • グレースケールやカラーの画像では、セグメンタによる圧縮を行う文書形式を指定すると画像の内容によっては画質が著しく劣化することがあります。
  • 写真やグラデーションの多いグラフィック、画質が重視されるような画像では写真形式を使用することをお勧めします。
  • DjVuの文書形式を指定すると、DjVuのエンコーダはセグメンタという技術を使用して画像を前景と背景に分割します。前景には主に文字や線画を配置するように処理しますが、すべての文字や線画が前景に配置されるとは限らないことにご注意ください。 また、画像中に車や人物の写真があると、車のフレーム部分や、人物の黒目や髪だけがセグメントされて前景に配置されることがあります。これはセグメンタが周りの他の場所に比べてエッジの高い 部分を認識して前景に配置しようとするためです。この挙動はセグメンタの仕様によるもので、不具合ではありません。 このようなセグメンタの挙動が画質を著しく劣化させる場合は、プリセットされている他のプロフィアルを試すか、プロファイルエディタで設定をカスタマイズ して画質を向上させることが出来ます。セグメンタを使用したくない場合は写真形式を選択してください。
  • DjVuの圧縮の可逆性は選択した圧縮形式によって異なります。詳細は下記の表をご覧ください。
圧縮形式可逆/非可逆備考
白黒形式両方に対応圧縮オプションで非可逆を選択すると非可逆の圧縮を行うことが出来ます。非可逆を選択すると圧縮率が下がりますのでご注意ください。デフォルトは非可逆ですが、見た目ではほとんど違いが分らない程度にしか劣化させていません。
写真形式非可逆JPEG圧縮のように画像全体を劣化させていきます。デフォルトでは見た目にあまり違いないレベルに設定されていますが、画質オプションを変更することで圧縮率を変えることが出来ます。
文書形式非可逆セグメンタにより画像を加工するため、元の画像に戻すことは出来ません。高い圧縮率が必要で、且つ可読性を重視する場合に選択します。

DjVu Virtual Printer および Microsoft Office などの電子ファイルの変換

  • DjVu Virtual Printerは仮想のプリンタドライバを経由して印刷可能な電子ファイルをDjVu形式に変換するプログラムです。通常の画像からのDjVu変換のように、白黒形式、写真形式、文書形式の圧縮を選択することが出来ますが、文書形式では画像からのDjVu変換とは異なり、セグメンタを使用せずにアプリケーションから送られてくる印刷情報を元に前景と背景の分割を行います。このため、セグメンタを使用した圧縮に比べて画質が良い反面、圧縮率が上がらないことがあります。
  • DjVu Virtual Printerではアプリケーションから送られてくる印刷情報を画像化してから圧縮を行います。ワープロや表 計算ソフトなどはフォントやベクターデータで出来ているため、画像化すると画質が劣化したりファイルサイズが大きくなったりすることがあります。DjVu Virtual Printerは電子ファイルをDjVuファイルに変換するためのプログラムであり、電子ファイルの圧縮を保証するものでは無いことにご注意ください。
  • 電子ファイルから変換されたDjVuファイルを拡大表示するとフォントや線画がギザギザになったりすることがあります。これは、DjVu Virtual PrinterはDjVu変換時に電子ファイルを指定された解像度で画像化するために発生する現象です。画像化したフォントやベクターオブジェクトは、元の電子ファイルのように拡大時にオブジェクトの周囲を平滑化することが出来ないことにご注意ください。
  • Microsoft Officeでは下記の様な問題が発生することがあります。
  • 外部アプリケーションからペーストされたベクターや画像のオブジェクトをDjVu Virtual PrinterでDjVuファイルに変換すると一部のオブジェクトの画質が著しく劣化することがあります。これはMicrosoft Officeの挙動によるもので、このような問題がある場合は、該当するオブジェクトをOffice描画オブジェクトに変換することで回避できる場合があります。
  • Excelではプリンタごとに印刷のレイアウトが変わることがあります。このため、別のプリンタ用に作成されたExcelファイルを DjVu Virtual Printerへ印刷するとレイアウトの一部が崩れてしまうことがありますが、これはExcelの挙動によるものです。この場合は、DjVu Virtual Printerを選択してから正しく印刷されるようにExcelファイル内のオブジェクトのレイアウトやプロパティを変更してください。

PDF の変換

  • Enterprise Editionに添付されているPDF変換機能およびpdftodjvu.exe はPDFファイルを直接開いてDjVuファイルへ変換するプログラムです。DjVu Virtual Printer同様、白黒形式、写真形式、文書形式の圧縮を選択することが出来ますが、文書形式では画像からの DjVu変換とは異なりセグメンタを使用せずに、PDFファイル内のオブジェクト情報を元に前景と背景の分割を行います。このため、セグメンタを使用した圧縮に比べて画質が良い反面、圧縮率が上がらないことがあります。なお、プロファイルエディタを使用してセグメンタを利用するように設定することも可能です。
  • PDF変換ではPDF内部のオブジェクトを画像化してから圧縮を行います。PDFは主にフォントやベクターデータで出来ているため、画像化すると画質が劣化したりファイルサイズが大きくなったりすることがあります。pdftodjvu.exeは電子ファイルをDjVuファイルに変換するためのプログラムであって、PDFファイルの圧縮を保証するものでは無いことにご注意ください。
  • PDFファイルから変換されたDjVuファイルを拡大表示するとフォントや線画がギザギザになったりすることがあります。こ れは、DjVu変換時にPDFファイル内のオブジェクトが画像に変換されるために発生するものです。画像化したフォントやベクターオブジェク トは、元のPDFファイルのように拡大時にオブジェクトの周囲を平滑化することが出来無いことにご注意ください。
  • PDF変換ではPDFファイルをプログラム内部でラスタ画像として描画してからDjVuファイルに出力します。この時、描画に使用する解像度によっては画質が劣化することがあります。この場合は描画解像度を変更することで画質を向上させることが出来ます。一方、解像度を上げるとファイルサイズが大きくなってしまうことにご注意ください。
  • 現在市場には様々なPDFの生成ソフトウェアがありますが、すべてのソフトウェアがPDFの仕様において期待される形でPDFを作成しているとは限りません。pdftodjvu.exeは標準的なPDFの使用に則ったPDFファイルを描画するように設計されているため、一部のPDFでフォントが正しく描画されなかったり、オブジェクトが欠損したりすることがあります。
  • 多数のマスクオブジェクトを含む PDF の変換時に時間がかかることがあります。
  • JBIG2 マスクオブジェクトを含む PDF ファイルは正しく描画されないことがあります。
  • True Type 以外のフォントでテキストデータがグリフインデックスとして扱われているPDFは正しく描画されないことがあります。
  • 透明オブジェクト、GIF、JPEG2000、JBIG2などの高度なオブジェクトは正しく描画されないことがあります。

 

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